みなさんは「あいさつ」についてどう思っているでしょうか。

子どものころは学校や親、地域の人からあいさつするように言われてきたものと思います。

かく言う自分も、特に商売をやっていた父親からはあいさつと返事は必ずするように言われ続けました。

子どものころはそれが正しいと思って何も疑問もなく、あいさつと返事は欠かさない意識がありました。

ところがどうでしょうか、大人になるとあいさつ返事、特にあいさつは忘れがちになっていませんか。

我が社では朝の出勤時、夕方の退勤時にあいさつをしている人がどれくらいいますか。

私が見たところ半数くらいに見えます。

これはある印刷会社での出来事です。

夫婦で営んでいたいわゆる町工場と言われるような小さな印刷会社でしたが、近くにある小学生の通学路にあたることから、毎朝の通学時に工場の前を掃除しながら子どもたちとあいさつを交わすのが夫婦のなによりの楽しみだったそうです。

近くにある大手電機メーカーの社員も通ることから、大人、子供の別なくこの夫婦はあいさつをしていたそうです。

大手電機メーカーの社員の中には幹部社員、時には社長も通ってあいさつをしていたそうです。

ある日、この大手電機メーカーの新入社員の名刺を発注するにあたり、短納期で仕上げられる印刷会社を探していたところ、社長から「何時もあいさつしてくれるところに頼んでほしい。」と言われたそうです。

しかし、小さな夫婦だけの印刷会社が短納期でできないと社長に言ったところ、「あいさつができる人は仕事が早い」と押されたので頼むことにしました。

それが大当たりで、指定納期よりも早く、キレイな仕上がりで納品されました。

印刷会社の夫婦もなぜ大企業から依頼があったか分からず、問い合わせたところ、いつもあいさつしている社長の依頼だったことを知りました。

このあとも仕事を継続的に受けるようになり、今では社員100名以上を有する印刷会社になったそうです。

この印刷会社の社訓は「あいさつは人柄と品質を示すバロメーター」となっているそうです。

ちょっと大げさな話と思うかもしれませんが、実話だと聞いています。

社員が元気だと会社も元気になる、明るくなる、元気よくあいさつされて気分を害する人はいないと思います。

みなさんも職場ごとにあいさつが出来ているか、ちょっとは気にした方がいいと思います。