歯に衣着せない人とは、相手の立場や感情に関係なく、遠慮会釈なしにまた言葉を飾ることもせずに、
意見や感想などをストレートに表明する人のことです。
こんな人は大抵は煙たがられ、悪くすると嫌われ者になり、集団から疎外されてしまいます。

確かに人は、自分の言動を歯に衣着せず批判された時には、それが的を得ていたとしても良い気持ちがしないのが普通です。
否、的を得ているからこそ反論もできず、余計に鬱屈するのです。
従ってついそんな人を嫌な奴として敬遠するのは人の常で、
最終的にはその人そのものを感情的に拒否する様になってしまいます。

そんな時、相手に対する評価は「ものの言い方がなってない」とか「態度が悪い」という風なもので、
しかしそれは正論では太刀打ちできないので、末梢的な揚げ足取りで鬱憤を晴らしているに過ぎません。

その人が単なる不平不満居士であるなら別ですが、
そうでないなら一時の自分勝手な悪感情でそっぽを向くのは勿体ない話です。
一度冷静になって、その嫌な奴の言葉の中身を謙虚に検討してみることが必要なのではないでしょうか。

それが自分個人についての事柄であれば自らのプラスになるばかりでなく、
そういう心構えができること自体が将来にわたる大きなメリットになります。
またそのことが会社に関係することならば、個人的感情を抑えてでも聞く耳を持たねばならないでしょう。
立場によってはそれは責務にさえなってきます。
それは問題提起であって、個人的感情でそれを無視すると、
後に問題が起こったりチャンスロスとなった時は責任問題になりかねないからです。

為になる事柄というものは、耳に痛い話のなかにこそあるのかもしれません。