私には田舎にひとりで暮らす94歳の祖母がおります。

先日そちら方面へ行く用事があったので、
たまには顔を見せておこうと1泊する予定であることを事前に伝えると、電話越しでも祖母が喜んでくれていることがわかったので 私も楽しみでした。

当日祖母の家へ行くと
「遠いのにきてくれたんか~嬉しいな~賑やかになって本当に嬉しい」
と たくさんの田舎料理を用意して今か今かと
待ってくれていたようでした。

自分の近況や、祖母の様子
田舎ですので畑の様子などを聞き
楽しくなつかしい話題に花が咲きました。

翌日帰る日になり、祖母のほうをみると
背中を向けた状態でしたが 聞こえるとも聞こえないともわからないほど小さな声で

「来るまでが一番楽しみだな…」

とポツリとつぶやいたのを耳にし
そうつぶやく祖母の丸まった背中を見て
胸が痛みました。

よく 人の背中をみて云々 という言葉は
耳にします。

今回のこととその言葉は 少し意味合いが
違うかもしれませんが そうとわかった上でも
祖母の背中、つぶやいた言葉は
私に たくさんの気付きを与えてくれました。

まず、私が思っていた以上に 私の帰省を
心待にしてくれていたこと、

そして 私と過ごす時間はあっという間で
待っている間のほうが楽しかったほど
帰ることが寂しいこと。

さらにはその表面的な部分だけでなく
丸まった祖母の背中に
祖母の人生をなぜか感じ たくさん苦労も
してきたのだろうな と尊敬の心も沸きました。

今のところ ひとりで生活できている元気な祖母ですが
その背中や言葉で、つらいときも寂しいときも
たくさんあるんだろうなと気付き

これからは、折に触れ 直接会うことはできずとも
電話くらいはし、常に心の片隅に置いておこうと
決めました。

今回 人の気持ちに気づくこと、
感謝の想いを持つこと、の大切さを痛感し
それはプライベートだけではなく
仕事においても その気持ちを忘れることなく
努力していこうと思います。