安全、安全と口では安全という言葉をよく使うにもかかわらず、多くの人は安全とは何かと聞かれると多くの場合は危険ではない状態とか辞書的な意味を答えます。しかし、それでは言葉の意味は確かになんとなく分かったつもりになることはできるかもしれませんがただそれだけです。

安全とは何かということが、やはりわからないままではないでしょうか。私たちは安全ということは何かということを意識しなくても生活できるほど幸福の中で生活しているのです。

たとえば、私たちが暮らしている世界が戦争中の国であり、常にそれが死と隣り合わせの環境ならば、私たちにとって安全とは生き残ると同意語になるかもしれません。しかし、日本で暮らす私たちは常に死と隣り合わせの状況におかれている人はまれです。つまり、私たちが安全といわれてもそのイメージが頭に浮かばないので、安全ということが私たちの中でふわふわとしたつかみどころのないものとなっています。

ただ、私たちの生活の中の身近な例としては、「安全第一」という標語みたいな看板を見たことがある人も多いと思います。そのような看板のあるところは少し危険な建設現場だったりします。そこで、安全に気をつけて作業するというときにの安全とは怪我をしないようにやるということの意味になるのです。

つまり、私たちの中では安全とは怪我をせずに普通に生活すると同じような意味で使っているといえなくもないのではないでしょうか。私たちはもうすでに安全に生活しているので、危険な場所に行ったとき初めて安全を意識するのです。