日本が新年を1月に迎えるようになったのは、明治6年とまだ歴史が浅いのです。そのため、地域によっては旧正月を祝う風習のある地域も存在しています。

例えば、沖縄や奄美大島、香川県では旧正月を祝う風習が続いている地域が多く残っています。

旧正月だからと言って、会社や学校が正月休みになるということはありません。ただし、旧正月の習慣が未だ根強い糸満市では小中学校が休みになるそうです。

また、旧正月を祝う国として中国が有名ですが、その他にも10ヶ国もの国が旧正月を祝う習慣があります。
香港・台湾・韓国・北朝鮮・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ブルネイ・モンゴルとアジアの諸国では、旧正月の期間は仕事も学校も大型休暇に入ります。

その間、離れてくらす家族と過ごしたり、海外へ旅行へ出かけたりするなど、新暦の正月よりも盛大に祝い休暇を存分に楽しむ様子がうかがえます。

そもそも、旧暦とは月の満ち欠けを基準とした太陰暦のことです。旧暦で季節の行事をみていくと、さまざまな違いに気づきます。

例えば、七夕は旧暦では7月末から8月下旬にかけて、現在の梅雨時期の七夕とは異なり、天の川もきれいに見られたことでしょうあ。

また、新年の祝いを迎春、初春と春を祝うのは、旧暦の名残からくる言葉です。旧暦の1月1日は、冬至から数えて、2回目の新月になるので、1月下旬から2月下旬になります。そのため、梅の花が咲くなど春の気配を感じられたはずです。

今でも、梅や春の気配を感じるような、年賀状のデザインもこのような経緯を通してあるのだと考えると、とても合点が行く話しです。