10月の第2月曜日は体育の日です。
元々は10月10日だったのですが、
第2月曜日にする事で土日曜と連休になる様に、
平成12年に変更されました。

ところで何故、10月10日が体育の日だったのか知っていますか?
年配の方なら大概はご存知でしょう。
昭和39年の第18回オリンピックである東京オリンピックを記念して、
その開会式の日を国民の祝日としたのです。

今、2020年の東京オリンピックで日本は盛り上がっています。
でも昭和39年の国民的盛り上がりに比べれば大したことはありません。
何しろ敗戦からまだ19年です。
敗戦時の東京は、震災で大規模火災が発生した後の神戸の街や、
津波で跡形もなく破壊された東北街と大袈裟でなく全く同じ有様でした。
そんな状態から19年で、日本が、
そして東京が世界のオリンピックを開催できるまでになった事に、
日本人のほとんどは感無量の思いだったのです。

しかも白人の国ではない、
オリンピック史上初めての有色人種の国での開催に、
国民全体が誇りを感じてもいました。

日本凄いぞ、東京凄いぞという高揚感が国全体を覆っていました。
日本は敗戦国であり、
そのために二流国だという意識に自他共に甘んじていた日本人は、
やっと国際世界と肩を並べる事ができたと喜んだのです。

もっと歴史を遡れば、
昭和15年にも東京オリンピック開催は決まっていました。
しかし太平洋戦争にも通ずる中国との長い戦争に突入していた軍国日本は、
オリンピックどころの騒ぎではなくてこのオリンピックの開催を返上しました。

だから戦争と戦災復興という暗い貧しい時代が終わって、
やっと平和な時代、豊かな日本が実現した
という喜びが重なっていたのかもしれません。

今、隣のある国は、東京オリンピックをボイコットしかねないほど
日本と険悪になっています。
オリンピックの目的は、
スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する事です。
次の東京オリンピックが名実共に平和の祭典になる事を願って止みません。