息子が小学校のころスポーツ少年団でサッカーをしていました。そこでは大学生がコーチとして指導をしてくれます。

うちの息子はサッカーの技術はそこそこだけど、足が速いので一応スタメンで出ていました。ミスをしても負けずに挽回する姿は
褒めてあげるところだったと思います。あとは、サッカーが好きだという気持ちは誰よりも強かったと思います。

そんなところから、自分はサッカーが下手な人の気持ちがわかる、だから、いつか子供達にサッカーを教えて人になりたいという夢を持ちました。

中学に上がる時に、部活ではサッカーをする時間が少ないという理由からクラブチームでの活動を選びました。
週5日でサッカーだったので体力的に厳しそうでしたが、自分の夢に向かって頑張っていました。

ですが、ある時チームメイトとトラブルになりました。子供にはよくある「おまえはヘタクソ」的なことです。
本人は自分はサッカーの技術はもっと向上させなければいけないと理解してやっていたので最初は平気だったのですが
やはり同じチームで同じ気持ちでやってきたチームメイトにそういうことを言われるのは違うと感じたようです。
将来サッカーを教える立場になった時に、自分はそういうことはやらせたくないと思ったようです。

そこでチームのコーチに相談したのですが、なんと、軽く注意をしただけで、最後にはそんなことを気にするんなら、そこまでサッカーをしたいと
思ってないのでは?と言われてしまったようです。
息子からしたら、自分の将来の姿を見ていたチームのコーチが自分の思いを持っていない人だったということがわかってしまったということに
なるです。

そこからみるみるとサッカーへの情熱が冷めていきました。尊敬できないコーチの元ではサッカーを続ける意味がないと決めて、チームを退団しました。

残念ながら、そこでサッカーから離れることになってしまい親としては非常に残念で仕方ありません。
ですが、尊敬できる人はどういう人なのか、自分と違う考えを持った人とどう向き合っていくのかなど、人との関りについて考える大きな機会になったと
思います。

サッカーをあきらめた、のではなく、自分の方向性が明確になったのだから、その活動は無駄ではなかったと思っています。