株主優待クロス取引ということがをご存知でしょうか。これは、株式取引で同一銘柄を空売りの値段と現物買を同時に行い、株主優待だけをいただくという行為です。この行為は法律で規制されていませんから、やりたい人はだれでもできます。

しかし、企業も、このような株主優待クロス取引で文字通り一夜株主が増え、企業の善意で行なっている株式総会での株主に対する手土産を中止せざるを得ないことになっていることを知っていますか。

かつては、株式上場企業が株主総会に来てくれた株主に対して、それほど高価ではない土産を配っていました。しかし、この企業が株主総会に来てくれた株主に対して配るお土産が豪華であるということがインターネットを通して拡散されると、その株主総会に出席してそのお土産をもらおうという株主が増えてしまったのです。

企業としましても、個人投資家が株を購入してそれを末永く保有し続けてくれることは安定株主になっていいのではないかと思うかもしれません。しかし、このお土産目当ての株主というのは先ほど申し上げましたように株主優待クロス取引で膨れ上がった一夜株主たちなのです。

このような一夜株主たちを排除するために企業も株主総会でのお土産の配布を取りやめたり、株主優待も一夜株主ではもらえなきようにしています。具体的には株式を一年以上株式を帆輸した株主のみに株主優待をくれるとかです。

しかし、株主優待クロス取引を使ってハイエナのように株主優待をあさる個人投資家も様々な方法でそれに対応しています。