最近高齢者の事故について痛ましいニュースを耳にします。
実際に死亡事故に発展した件数も少なくはなく、単独事故や軽微な事故を入れると報道されている数倍はあると思っていいでしょう。

日本政府としては、免許を返礼するように進めたり、世論やニュース系の掲示板などを見ると「老人は車に乗るな」、「走る凶器」といった声も挙がっています。

でもそれは一方向から物事を見ていないからではないでしょうか?
もちろん事故を正当化するつもりは全くありませんが、「なぜ車に乗るか」というそもそもの原点について考えたことはありますか?

そこには日本経済の認識不足が招いている現実もあります。
まず、高齢者は殆んどか年金生活をしていますが、年金受給額は年々減っています。
そこに輪をかけて増税が行われていたり、自分達が代々暮らしてきた土地の固定資産税は上がってきています。
その額は下手すると、1ヶ月の年金額に及びます。

また、少子高齢化により老々介護が深刻化していたり、人の流出により近所の店舗が次々と閉店していきます。
その状態で買い物や移動する手段として車がどうしても必要になります。

皆さんだったらどうしますか?買い物に行かないとご飯が食べられません。
スーパーやコンビニが徒歩圏内になく、かつ足腰が弱っていたとしたら。
また、ゼイキン等で皆さんの給与が一ヶ月丸々もらえないとしたら。
弱った足腰で山を歩いて越えたり、何十分も歩いてスーパーまで買い物に行きますか?

移動手段が車しかなかったら車を使うでしょう。

この根本的状況を解決せずに、一方的な見解しか持たないのは早計ではないでしょうか。
高齢者が置かれている状況、それに対する経済の認識不足、重くのし掛かる税金問題などを解決できずしてこの問題の抜本的解決は不可能だと思っています。