先日、読んでいた小説の中に「岡目八目」という言葉があって、意味が解らなくて調べてみました。
それは、何かある事に当たっている当事者より、その事に直接関係がない傍に居る第三者の方が、
その当事者の状態や置かれている状況などを冷静に客観的に、そして正しく把握できる、という意味でした。

もともとは囲碁が由来の言葉で、囲碁を打っている当の人よりも、傍でそれを傍観している人の方が八目先まで読んでいる、という状況を表しています。
だから傍目八目と書くこともあります。

そういえば、仕事の上でそんなことがしばしば起こるなと思いました。
その仕事を実際担当している担当者は、目の前の作業に集中し過ぎていたり、こだわりや経緯や因習などに囚われ過ぎて難渋していることが往々にしてあります。
忙しかったり、期限に迫られていたりして焦っている時は、特にこの傾向が強く出るように思います。

そんな状況で必死になり過ぎていたり、頭に血が昇ってカッカしている時に声をかけられると、「うるさい! 今忙しんだ」と怒鳴ってしまいそうになりがちです。
またこのやり方が最善なんだと信じて突き進んでいる時には、人の意見などはなかなか受け入れる気にはならないでしょう。

いわゆる視野が狭くなっているのですね。そんな時こそ、部外者からの声や意見に謙虚に耳を傾ける必要があるのかもしれません。
ちょっとした第三者からの言葉を大切にする習慣。岡目八目という言葉を思い出してその習慣を会得してみませんか?