交通事故は誰が被害者になっても悲惨ですが、特に子供が事故に巻き込まれ不幸にも死亡事故になってしまうと、そのやりきれなさは言葉に例えようもありません。
これから多くの事を知り、たくさんの楽しみが待ち受けているはずの子供たちの未来が、その一瞬に跡形もなく消えてしまい、
お母さんやお父さんをはじめ、残された家族の悲しみや無念さはいかばかりでしょうか。

そんな残酷な目に会わないように、交通事故の危険を避けるための術を、親は子供に教えていくべきだと思います。
しかし残念なことに、街中ではしばしば首を傾げてしまう光景を目にします。

子供の手を引いて、変わりかけた赤信号を急いで渡るお母さん。
子供を後ろに乗せた自転車で、見通しの悪い交差点を安全確認することなく突っ切るお父さん。

子供にとって両親は最初で最大のお手本です。そして子供は両親の言動をよく覚えています。
子供が登校したり、遊びに出ていくとき、きっとそのお母さんお父さんも「車に気を付けて。」と注意をしてはいるのでしょう。
でも言葉だけの注意は一般論でしかなく、「うん、わかった。」という、全く具体性のない返事で終わってしまって何も残りません。

一般論では、子供は何にどんな風に気を付ければ安全なのか理解できません。
子供にとって最も理解し易いのは、その時その場で実際に経験することです。

「赤信号に変わりかけたら次の青信号まで待とうね。」と教えながら、実際そう行動する。
「この角は車なんかが来てるかどうか見えないだろ? こうして止まって覗いてみて、どうだ? なんか来てないか?」と一緒に安全確認のやり方をして見せる。
これが本当の教育だと思うのですが、どうでしょう?