これは坂本龍馬の言った言葉の一部です。
その全文は「事は十中八九まで自らこれを行い、残り一、二を他に譲りて功を成さむべし」というものです。

会社での仕事に置き換えてこの言葉の意味を解するなら、
「仕事の80~90%まで自分がやったら、後の10~20%は残しておいて、それを他の人の業績として譲りなさい」
というほどになるのでしょうか。
「ええ~、そんな勿体ない」「そりゃ、人が好過ぎるでしょ」と思った方は全くの常識人ですね。まあ、おおかたの人はそう感じて当然です。
でもそういう人たちは小成はしても大成はしないことでしょう。

具体的に言えば、下っ端として働いて、自分が成し遂げた仕事を全て我が業績とする間はそれでよいのですが、自分一人ができる仕事など僅かなものです。
もっと大きな業績を上げるためには、複数の人が集まった組織として仕事をしなければなりません。
しかもその組織は一つの目標に向かって機能的に活動する必要があります。
そのように組織が機能するようにまとめる役目がリーダーで、龍馬の言葉はリーダーの心構えを示しています。

自らが中心となって組織として仕事のお膳立てをします。お膳立てができればその仕事の8~9割は完成したも同然です。
後の1~2割は部下に任せてその業績を部下のものとしてやります。

そうすれば部下のあなたに対する信頼は万全になるでしょう。
信頼関係で結ばれた組織は強い。さらに大きな仕事を完成させることができてますます業績が上がる筈です。
これを繰り返すことで、長期的な組織として成長してくことが、あなたにとっての莫大な業績となるのです。

目の前の小さな業績を我がものとするのか、将来の大きな業績を手に入れるのか。あなたはどちらを選びますか?