ビジネスマナーはいろんなものがあります。

名刺の出し方、お茶の入れ方などの基本的なものから、飲み会での振る舞いや、会話の持っていき方など、人によって意見が違うものもあります。

何が正解で、何が間違っているのかという視点で考えると、混乱してしまうこともあります。

ある人にとっての正解が、またある人にとっては間違いということもあるからです。

ですから、あまり正解を気にしすぎるのも考えものです。

ビジネスマナーは大切ですが、それを気にするあまり自分の個性をなくしてしまうようなことになってはいけません。

私が若い頃の上司は、細かなビジネスマナーよりも、傾聴スキルを大切なものだと教えてくれました。

人の話を聞く姿勢、これは、どんなテクニックよりも人の心に訴えかけるものなのです。

相手の言っていることをよく聞き、理解して、場に応じた適切な言葉を返すというのは、センスも必要ですし、一朝一夕にできるものではありません。

では、そうした傾聴スキルはどのようにして得られるのでしょうか。

傾聴スキルの本や講座もあるにはありますが、字面だけ追っていてもなかなか上手になりません。

私は、傾聴の技術は、自分の生活周りで鍛えられると考えています。

自分の近くの人、たとえば家族や友人など、そうした人たちの話を真剣に聞くことからはじまるのだと思います。

逆にいえば、自分のすぐ近くの人たちをないがしろにしてビジネスで成功を収めるというのは、なかなか難しいということです。