先日、テレビのあるドキュメント番組を見ました。
それは老後をテーマとした番組で、紹介されていたお爺さんは、元大手商社の営業マンでそこそこの管理職まで勤め上げて退職した人でした。
現役の頃はもう仕事一点張りで、家庭もプライベートもなく只々仕事一筋に会社の為にと生きて来た人でした。

そんなバイタリティ溢れる人生を送って来た人が、定年退職後、毎日に何の目標もなく張りもないという,生活の余りの激変により、生きる気力さえ失せてしまったのです。
金銭的には心配いらない境遇ながら、この人が精神上これからどう老後を暮らしていくのかを模索しているという内容でした。

これを見ていて、何のために仕事をするのだろうと考えてしましました。私にとっては正直喰って行くために他なりません。
テレビの人の場合は、仕事そのものが生きる事の目的になっていたのかなと思います。

頭も悪く、能力も根性もない私にはこの人の様な生き方は到底無理です。
それでも一生懸命に働いているのは何故かともう一歩深く考えて見ると、家族を養わないといけないからだと思い当たりました。
家族といっても子供たちは独立してしまったので、今は嫁さんだけです。

稼ぎも少なくて何の魅力もないこんな自分と、よく一緒に居続けたものだと、ふと思いました。
考えて見ると子育てと自分の世話だけの日々だった嫁さんの人生とは何だったのでしょう。
自分は一人の女の人生をもしかしたら台無しにしたのではないかとも思えてきました。

これからちょっとは嫁さんのために生きなきゃならないかな?と考えたりしました。
これは十分に働く目的になります。そして退職後のよい目標にもなりそうです。