日本で、価値がわからない人に高価なものをあげることの無駄さを語ることわざには、さまざまなものがあります。

例えば、豚に真珠ですとか、すこしニュアンスは違いますが、馬の耳に念仏、ということわざも、無駄という点では共通しています。

先日私の友人に、中国にはこのような今のことわざはあるのかと聞いたところ、面白いことわざを教えてもらいました。

糞に花を生ける、ということわざだそうです。価値がないものに、高価値なものを与えて台無しになる、という意味があるそうです。

その大胆な発想が中国という国のすごさを表していると驚きました。

ことわざというのは、インパクトを与えて短い言葉で意味を伝えるもので、楽しいものですね。

日本に住んでいると、日本のことわざだけが一番面白いという感性になりがちですが、海外にもたくさん面白いことわざがあります。

どんなことわざを面白いと思うかで、その人の人間性もわかるというものです。

ことわざは、コミュニケーションの中で使う時、ときには会話を円滑にし、楽しい気持ちにさせます。

しかし、その一方で、若者にことわざを使って説教ばかりしていると、老害とかうるさいと言われてしまうこともあり、難しいものだなと思います。

価値ある言葉でも、時期と相手を見極めなければ、それこそ豚に真珠とか、馬の耳に念仏という状態になりがちです。

ことわざや故事を嫌みにならず、適切なタイミングで使えるように自分のことばの力を高めていきたいものです。