先日、人とのつながりで、熟成肉をごちそうになる機会がありました。

何日も寝かしてある肉は、風味がとても良く、じっくり味わって食べると素晴らしいものでした。

熟成肉は、たくさんガツガツ食べる部類のものではなく、少しの量をワインと一緒にいただくのがベストだと感じています。

熟成肉は美味しいですが、きちんとした製法で作られているお店というのは、意外に少ないそうです。

表面にカビをまとわせ、じっくり熟成させるというのは、熟練の技がなくては危険も発生するそうです。

よく、素人の人が、自分も熟成肉を作りたいと言い、単に古くなった肉を食べて危険な目にあうこともあるとのことです。

熟成を成功させるには、特別な冷蔵庫で、適切な湿度管理をするなど、専門の技がなくてはなりません。

ですから、本当の熟成肉を食べようと思えば、それなりのコストがかかるのは仕方がないことだといえます。

近年、安くて早くて、そこそこおいしいものはたくさんあふれています。

しかし、手間やお金がかかるものは敬遠されがちです。

若い人の収入が減ってしまっているという事情ももちろんあるのですが、だからこそ、年配者は若い人に、本当においしいものを食べさせてあげて欲しいと思います。

おいしいものを、少量、丁寧に食べるという日本の文化は、なくならないで欲しいです。

また、身の回りにある食べ物ひとつひとつについても、雑に扱うことなく、丁寧に味わうという姿勢が大切なのだと思います。