あの有名な起業家のスティーブ・ジョブズは「最も重要な決定とは、何をするかではなくて何をしないかを決めることだ」という言葉を残しました。
リーダーとしての存在である彼ならではの名言だと言えますが、会議などで何かを決定するための議論をするとき、私たちは何をすべき?について話し合うことが多いです。
それはそれが常識的な会議の形になっているため、そういった流れになってしまうのですが、その常識を疑うことが重要だと思います。

というのも、何かを決定するときには最も望ましい決定すべきであるという前提があるはずです。
しかし、最も望ましいものというのは、本来は消去法以外では決められないものなのです。
最も望ましいものを直接決めるというやり方をしてしまうと、その方法よりもマシな方法がないか?どうかの確認がしづらいからです。

でも、消去法を使うとこれはダメ、あれもダメと1つ1つを消していって、残ったものが最も望ましい決定と自動的に言えるということです。
つまり、本当に望ましいものを選ぶ抜くには、ダメな選択肢を消していく作業が必要になり、それは何をしないか?を決めることに他ならないのです。
そういった意味で「何をしないかが重要」というのは、まさに合理的で有効な意思決定をする際には、私たちが持つべき意識と言えます。

私はこれから様々な選択を迫られることでしょう。
しかし、その際には望ましい選択をするにあたって、望ましいものを選ぶのではなく、望ましくないものをまず選び出し、手間をかけて決めていきたいと思っています。