「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。
愚かな人間は自分で失敗を経験しないと学ぶことが不可能、賢者は過去に他の人たちが経験してきたことを見て学ぶことができるという意味で、後者の方が優秀であるというような意味合いで使われることが多いです。

しかし、歴史に学ぶことができさえすれば、それだけで優秀なのか?というと、私はそうは思わないのです。
本当に優秀な人であれば歴史として起きる前に予測をして、適切な行動ができるのではないか?と思うからです。

例えば、今では当たり前になっている製品やサービスというのは、それがなかった時代にはその歴史が存在しなかったわけです。
パソコンがまだ存在しなかった時代であれば、パソコンの歴史もなかったわけです。
しかし、パソコンを生み出し、製品化してこれだけ必需品になったという歴史があるから、売れるということが分かり、いろいろな会社が作るようになりました。

特定の製品やサービスが売れると分かったうえで売ろうとする人たちは必ずしも優秀とは言い切れないでしょう。
本当に優秀な人たちは歴史に学ぶのではなく、今後の予測をして、適切な行動をとることができる人です。

ビジネスで言えば、需要を予測して売れる製品やサービスを創ることができる人は社会の中で一部しかいないと言えますけど、こういった人たちは本当に優秀な人と言えると思います。
私自身、歴史に学ぶことも重要だと思いますが、歴史に学んで満足するのではなく、これからを予測して仕事にあたっていきたいと思っているのです。