皆さんは中国春秋時代の呉最後の王、夫差が残した名言「臥薪嘗胆」をご存じでしょうか。

夫差の父、つまり呉王は戦中に越の将軍から矢を受け、これが原因で破傷風となり死に際することとなりました。
そこで父は夫差を次期呉王に任命し、自分の仇を取るように命じました。

夫差は以降、ごつごつした薪の上で寝て、苦い肝をなめることで、痛み苦しみを常に感じ、目的を忘れないようにすることとしました。
この結果、夫差は父の仇である越王を討ち取ることとなります。
これがのちに「臥薪嘗胆」という故事として現代にも引き継がれているわけです。

業務がなかなかうまくいかなかったとき、さらに悪ければ失敗してしまったとき、心が折れて投げ出してしまいそうになることがあるかと思います。
そんな時、自分が思い出すのがこの「臥薪嘗胆」という言葉です。

もちろん、肉体的なダメージを負うべきというわけではありません。
しかし、私は夫差のように、「絶対にこれをなし遂げる」という気持ちを忘れないよう、失敗したときの悔しい気持ちを反芻するようにしています。

失敗したという経験は思い出すたびに苦い気持ちになるかもしれませんが、それこそが臥薪嘗胆の実践となるわけです。
私はこれによって、一度失敗してしまった業務でも、2回目では無事に業務を達成することができたことがあります。

ですから皆さんも、何か失敗してしまったとき、忘れてしまおうとするのではなく、「臥薪嘗胆」という言葉を思い出して、目的達成意欲を維持するようにしましょう。