何か新しいビジネスや企画を考えるとき、まず念頭に置くのが「セオリー」だと思います。
たとえば、「こういう状況ならば、こういうやり方がうまく行きやすい」とか、「こういう
お客さんには、あの提案方法が合う」といったようなものです。

しかし、あえてそのセオリーの反対を行ったところに大きなチャンスがある、というのもまた事実です。

「MEN TENTEN」というラーメン店をご存じでしょうか。このお店は、いわゆるオーソドックスな
豚骨ラーメンを提供するお店で、大変繁盛しているのですが、ほかのお店と大きく異なっているのが
お店のある場所で、なんと、イスラム教の中心地イスラエルのテルアビブという都市にあります。

イスラム教徒は、戒律で豚を食べることが禁じられています。なので、この街の人口の大半を占める
イスラム教徒の方がこのお店を訪れることはありません。なのに、このお店は大繁盛をしています。

なぜかというと、この街に住む非イスラム教徒、つまり、豚を食べてもなんの問題もない人たち、
豚料理が食べたいのにその機会を得ることが難しく困っていた人たちから絶大な指示を得たからなのです。

この例のように、宗教の戒律のような強固なセオリーの裏には、そこに当てはまらない、
当てはまらないからこそ「困っている」方たちが少なからずいます。

ビジネスの本質は「困っている人の【困りごと】の解決をお助けすること」だと私は考えています。

このエピソードのように、固定観念にとらわれず、本当にそのセオリーの中に
困ってしまうようなことや困ってしまう人がいないのか、常に注意をしながら
私は日々の業務に当たっていきます。