近年ではノーマライゼーションが普及して身体が不自由な人の社会参加が珍しくなくなりました。
今、私は重度身体障害者になり、現代社会を生きています。

日々生活していると、理不尽な扱いを受ける恐れがある中で、私が行っている工夫をご紹介します。取り入れてくれると嬉しいです。
店舗に入る際は、必ず一礼と時間帯に合ったあいさつをしています。
ほとんどのデパートやショッピングモールは、売り場やテナントごとにドアがありません。
床の色を変えることで境界線にしています。
いったん立ち止まり、深々と一礼をしてからまたぎます。

テナントの中に店員さんが1人でもいれば「こんにちは」と、時間帯に合ったあいさつをします。
顔と名前が一致して覚えていれば「お世話になっております。**です」と名乗るようにしています。
「お客様」ではなく「こんにちは。**さん」と呼び返してくれると親しい関係が構築されている証拠です。

電話の際もこのような言葉を第一声にする事は、マヒした声帯の発声を整えることと、言語に障害がある者と、私であるアイデンティティを伝えるためでもあります。
それでも見下した態度を取るなら、同業他店(同業他者)と付き合いをすることにします。
障害者お断り/顧客として普通に接する・良い買い物ができるよう手助けする、リトマス試験紙と同じような作用があります。
そして、退出する際は、振り返って一礼をしています。
就職活動で自分を売り込むようにです。

私は、以前、営業をしていたので外回りの仕事でも励行していました。
顔と名前を一致して覚えることと覚えてもらうことは重要です。
バッグの外側のポケットに備え付けているA5サイズのリングノートをさっと取り出し、日付と時間、店名と店員さんの名前や特徴を必ずメモしています。
発声や身体の動きがスムーズではない障害は、医学的な方法で解消は難しいですが、印象を良くする工夫は可能です。
小説などの障害者が登場する物語では、自らで入浴や歯磨きができず不潔という表現がありますが、私は日々、欠かすことはなく清潔を心掛けています。
ふっしょくするマイナスイメージは身体の障害だけではなく、強面な見た目や醜い容姿などさまざまへ応用ができます。
ネガティブイメージを持つ者には、私という商品を売り込む努力をします。
ほぼ毎日通っていたコーヒーチェーン店の親しい店員さんから聞いた「愛すべきカスタマー」を目指してみましょう。