ビジネスというのは正解を見出すのが難しい世界であると言えるでしょう。
売上を上げることというのが使命の1つではありますが、それにたどり着くための方法論としての正解は必ず存在しているわけではなく、正解だと思ったものを試すという作業をするのがビジネスとも言えると思うのです。

そして、正解が存在しない問題に対して取り組むときに知っておくべき考え方としては、時間をかけることが無駄になるかもしれないというものです。
例えば、書類を作成しているときに誤字脱字がないか?をチェックする作業は、時間をかければかけるだけ有効と言えると思います。
それは誤字脱字は正解というものが存在し、誰もがその正解を確認できるからです。

しかし、どんな商品を作ればいいのか?どんなサービスならば消費者は喜んでくれるか?という漠然とした問題は、結果的に答えを知ることができるかもしれませんが、それを考えている段階では分からないでしょう。
各々がこれがいいんじゃないの?と思うものを提案できるに過ぎないのです。
そして、こんなものがヒットするんだ?というような現象が実際に世の中で起きていることを踏まえると、多くが良いと思えないものの中にも実は結果的に正解があったということも言えますし、その逆もありえます。

つまり、誰もがその場で何が答えか?が分からない中で議論をしていくべき、考えるべきと言えるのです。
ということは、長い時間をかけて考えてもその場では答えには絶対にたどり着けないということです。
長い時間をかけても答えは何か?が分からないということは、その時間のかけ方は無駄になる可能性を含んでいるということが言えます。

多くの人は無意識に時間をかけて考えることで、よりいい結論、望ましい状況にたどり着くはずだと考えるかもしれませんが、そんな保証は実はどこにもないのです。
答えがない問題の場合にはそういう考えるを捨てることが重要であり、私は答えがない、絶対に出ない問題に関してはじっくりと考えるということはせずに、効率性を重視していきたいと思います。
長い時間をかけても、かけなくても、出た結論の優劣が一緒としか評価できない状況では、求めるのは内容ではなく、無駄の削減ではないか?と思うからです。