最近の大学入試問題集というのはかなり解説が充実しているものもあります。私がかつて受験戦士として大学受験したころは大学入試問題集というのは、その回答が読んでも理解できなもの多くあり、まずは参考書を学習してからでないと問題集は解けないものとして扱われていました。

ですから、そのような問題集というのはとにかく数多くの問題を解かせることを主眼においてあり、解説は本当にお粗末でした。しかし、そのような問題集を使っても多くの受験生はそれを使いこなすことができたのです。

それはなぜででしょうか。それは、当時の大学受験を目指す生徒というのは一通り高校で勉強していた生徒をターゲットにしていたので、そのような解説のお粗末なものでもよかったのです。

しかし、今の時代はそれでは多くの受験生に問題集を手にとってもらえません。なぜならば、今や大学受験は進学校に通う一部の生徒だけがするものではなく、ごく普通の偏差値50台の高校に通う生徒でも大学受験をするからです。

そのような生徒にも手にとってもらうために、解説を予備校の授業並みに詳しくした問題集を作り出版しているのです。ですから、今書店で売られている多くの問題集は分厚いにもかかわらず、そこで取り上げられている問題は非常に少ないというものがあるのです。

ただ、数学の問題集は昔は本当にできる人にしか理解できない解説でしたが、最近は数学がだめな生徒にも理解できるようなものも出版させているので、それは数学のできない生徒にとっての福音となっているはずです。