安全に作業することは、どんな仕事においてもとても重要なことです。現場でのケガや事故についてだけでなく、顧客や業者とのトラブルもある意味では「心の安全」を脅かしますし、安全管理を怠ったがために生まれた小さなミスが、大きな損失を生んでしまうこともあります。安全管理は、いつでも最優先されるべきと言ってもいいでしょう。
ところが、さまざまな状況でいつでも「安全」を保持しながら働くことは、とても難しいことだと思います。「心に余裕を持って働こう」「時間にゆとりを持つよう心がけよう」「気を引き締めて作業しよう」など、気持ちの部分でカバーするだけでは、到底足りないと考えます。
有名な考え方として「ポカヨケ」というものがあるのは、みなさんご存じかと思います。仕事する上で、考えられるミスに対してあらかじめ対策しておく、つまり先手を打っておくという考え方です。身近なもので言うと、例えば「落として無くしそうな備品にあらかじめヒモをつけておく」「無くなったら困る在庫品には、棚に目印をつけておいてそこまで使ったら発注をかけるようにする」なども、立派なポカヨケです。これは安全対策にも使える考え方で、「危なそうなこと」に対して「気をつける」のではなく、「気をつけなくてもいい状況にしておく」ということが重要なのです。こうすることで、余計なことを考えなくて済む分、より安全に、余裕を持って仕事に取り組めるのではないかと思います。