皆さんは、牡蠣がお好きでしょうか。私はとても好きです。

牡蠣はとてもおいしい食べ物ではありますが、食べられる時期や旬を見極めるのが難しいともいわれます。

牡蠣を食べられる期間の目安として、日本で伝えられている言葉が「花見過ぎたら牡蠣食うな」というものです。
お花見シーズンといえば4月頃なので、牡蠣を食べるのはせいぜい4月までという目安が示されています。

また、海外でも「Rのつかない月は牡蠣を食べるな」という言い伝えがあるといいます。
4月は英語でApril 5月はMayなので、やはりこちらでも牡蠣を食べるのは4月までがよいとされているようです。

ここで「食べるな」と言われる理由は大きく分けて二つあります。
一つ目は産卵で栄養が使われるため身がやせておいしくなくなるため。
そして二つ目は、気候柄鮮度が落ちやすく、また細菌が増えやすくなり、食中毒の危険が高まるためです。

しかし、実は最近ではこの言い伝えは必ずしも正解とは言えないようです。

輸送能力の発達により、夏であっても、水温の低い海域や、冬である南半球から牡蠣を仕入れて出荷することができるようになりました。
また、一部の地域でのみ食べられていた、産卵量の少ない岩牡蠣という品種も市場に出回るようになっています。

冷蔵技術も進歩しており、夏場であっても安全に牡蠣を保管できる設備もあります。

つまり、現代では、生産地や品種、適切な保管方法を選べば年中牡蠣が食べられるということです。
4月を迎えてしまったからと言って気を落とすことなく、技術の進歩に感謝しながら、おいしい牡蠣を楽しみましょう。