取引先でのプレゼンは、どうしても緊張してしまうもの。

皆さんは、こんな経験はありませんか?
プレゼン前にみっちり練習していったのに、本番で少しつっかえたら、焦ってぐだぐだになってしまった。
プレゼン自体はうまくいったけれど、先方から思わぬ質問が飛んできて、対応できなかった。

私にはこういう失敗がたくさんあります。
そして、もっと練習すべきか、本でも読んでテクニックを磨くか?と悩みました。
でも最近、シンプルなことに気が付いたんです。

それは、プレゼンとは、「自分の想いを相手に伝える場」だということ。
「私はこれがすごく良いと思います。理由はこうです。だからおすすめします。
そして、任せてもらえればこんなふうに実行します!」と、相手に伝える場だということです。

そんなの当たり前だと言われるかもしれません。
でも、その当たり前のことになかなか気づけず、
いわゆる「プレゼン」という形式に因われてしまう人は多いと思うのです。

多くの人が思い描く「プレゼン」のイメージは、
大勢の人の前に立ち、自信にあふれる表情と声でよどみなく喋り、ビシッと決めること。
まるでテレビドラマでのようなイメージです。

でも、そういう表面上のことだけに因われると、テクニックだけを磨いてしまいがち。
「専門用語を入れたほうがいいかな」「ここで声を大きくしたら印象的かな」
「ここでちょっと笑いもとれたら」なんて、どんどん細かく練習してしまいます。

もちろん練習は大事。でも「それだけ」ではだめなんじゃないか?と、私は最近思っています。
なぜなら、プレゼンは一方的なスピーチではないからです。
相手に「伝える」だけがゴールじゃない、
話す内容と意義が相手に「伝わって」はじめて意味があると気がついたんです。

大事なのは、自分が話す内容をしっかり理解して、自信を持つこと。
「本当に取引先にとって良いことだ、おすすめしたい」と自分自身が納得し、自分の言葉で話す。
流れるように話せなくても、少しくらいつっかえてしまってもいい。
考えてきた言葉をそのまま聞かせるスピーチではなく、その場にいる人たちに伝える場なのだから。

こう考えるようになってから、私はちょっと視野が広くなったと思います。
相手に伝えたいと思えば、自然に、大切な部分の声は大きくなるし、ゆっくりわかりやすく話すようになります。
そして、自分が話しているときの相手の反応も見えるようになり、場に応じた対応も少しずつできるようになっています。
今までの「独りよがりのスピーチ」から少しずつ抜け出せてきたのかもしれません。

まだまだ緊張も失敗もありますが、「相手に伝える」という根本を忘れず、
これからもプレゼンに挑んでいこうと思います。

このスピーチも、ある意味、小さなプレゼンです。
もし、私のお伝えしたいことが、皆さんに届いたならば光栄です。
ご清聴ありがとうございました。